「プログラマー」で検索されるYoutube動画の違和感

一時期、「プログラマー」に関する動画が大量のおすすめにでてきた時期があった。

いくつかの動画を見ていて違和感を感じていた理由として、ほとんどがWEB開発業界を対象にしていたからだと思う。

自分が主に関わるのは「業務システム開発」でなので、WEB開発とは少し違う。

現状の業界を少し整理してみようと思う。

IT業界の大分類

なんとなくこれぐらいに分かれるイメージ。

  • WEB開発業界
  • 業務システム開発業界
  • 組み込みシステム開発業界
  • データ分析業界

WEB開発業界

インターネットで動作するWebサイト、Webアプリケーションを開発する人たち。

Youtubeにある動画の多くはここを対象にしてると思う。

外から見てるだけなので勝手なイメージだが、「服装自由」、「リモート」、「フリーランス」みたいなキーワードがしっくりくる業界。

一部のフリーランスは稼げてるが、比較的受注金額が小さなシステム開発が多いので薄給なイメージ。

コンシューマー向けシステムが多い。

apple製品好きが多いイメージ。

「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「フルスタックエンジニア」といったキーワードが出てくる業界。

業務システム開発業界

企業等で使われるシステムを開発する。

企業がお金を出すので、比較的受注金額が大きいシステム開発が多いが、大きなシステムを受注できる(ノウハウや体制が整っている)会社が限られている。

大手が受注し、様々な下請け会社へ発注していく多重構造。大手ほど給料高めだが、PMやPLになるとプレッシャーがやばい。

普通の会社員風な人が多い。

「SE」「PG」といったキーワードがでてくる業界。

組み込みシステム開発業界

家電製品、自動車、産業機器などのハードウェアに組み込まれるシステムを開発する。

C/C++などの低レベル言語が使用されることが多い。

「〇〇工業大学 理工学部 出身」「〇〇工業高校 出身」みたいな人が多いイメージ。

普通の理系会社員風な人が多い。

データ分析業界

機械学習や統計解析などの手法を用いて、データに基づいた洞察を得る

数学、統計学、プログラミングなどの知識が必要でAIとの相性がいい。

データサイエンティスト、データアナリスト、機械学習エンジニアみたいな名前がつく。

5年前ぐらいに転職活動していたとき、「新卒で600万円」なんて話をきいた。

IT系で一括りされるけど、まったく別の職種だと思ってる。

あと、変わった人たちが多いイメージ。

まとめ

各業界で作ってるものや、やってる作業、文化なんかが全然違うんだけど、共通で使える技術があったりするからわかりにくい。

全部網羅することは不可能なので、エンジニアを目指す人は、まず自分にあった業界を見極めてもらえればと思う。

3年に1回ぐらいの割合で、新卒入社1週間以内に退職みたいなのに出くわすから。。。

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