がんの種類と発生要因

がん種類発生要因予防がん検診
舌がん喫煙禁煙※2
上咽頭がんEBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス)
喫煙、過度の飲酒
※1※2
中咽頭がんヒトパピローマウイルス(HPV)
喫煙、飲酒
※1※2
下咽頭がん喫煙、飲酒※1※2
喉頭がん喫煙、飲酒※1※2
甲状腺がん要因不明
縁者に甲状腺がんになった人がいると発生する可能性が高くなる
※1※2
肺がん喫煙
受動喫煙でも危険性を2~3割程度高める
禁煙
喫煙者に近づかない
問診、胸部X線検査
40歳以上は毎年受診推奨
胃がんヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染
喫煙
食塩・高塩分食品の摂取
ヘリコバクター・ピロリの除菌
禁煙
塩分や高塩分食品の取りすぎに注意
胃部X線検査または胃内視鏡検査
50歳以上の人で、検診の間隔は2年に一度
乳がんエストロゲンを含む経口避妊薬の使用、閉経後の長期のホルモン補充療法飲酒を控え、閉経後の肥満を避けるために体重を管理し、適度な運動を行う乳がん検診
40歳以上の女性は2年に1回
食道がん喫煙、飲酒、熱いもの禁煙、節酒、野菜や果物を積極的に食べる※2
大腸がん(結腸がん・直腸がん)喫煙、飲酒、肥満
加工肉や赤肉の摂取
家族性大腸腺腫症やリンチ症候群の家系
運動は大腸がんの予防に効果的であることがほぼ確実
食物繊維やカルシウムの摂取も大腸がんの予防に効果的
便潜血検査
40歳以上の人で、検診の間隔は1年に1回
肝臓がん(肝細胞がん)B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルスの持続感染
アルコール摂取、喫煙、肥満、脂肪肝、糖尿病
B型肝炎ウイルスは、ワクチンで感染を予防※2
胆道がん膵胆管合流異常症※1※2
膵臓がん血縁のある家族に膵臓がんになった人がいる
糖尿病、慢性膵炎、膵管内乳頭粘液性腫瘍
喫煙や飲酒、肥満
禁煙※2
腎臓がん喫煙と肥満、腎透析※1※2
悪性腹膜中皮腫アスベスト(石綿)
前立腺がん前立腺がんの家族歴
肥満、食品(カルシウムの過剰摂取など)、喫煙
※1※2
※1 がん全般の予防
 禁煙、節度のある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防
※2 指針として定められているがん検診なし

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