Oracleの概要(構築)

Oracle Dataabseの構築

  1. インストール用アーカイブ・ファイルをOracleのホームページからダウンロードする。
  2. ダウンロードしたファイルを展開する。
  3. Oracle Universal Installer(OUI)というアプリケーションを起動し、Oracle Databaseソフトウェアをインストールする。
  4. Oracle Databaseソフトウェアに含まれるDatabase Configuration Assistand(DBCA)というアプリケーションを起動し、Oracle Databaseを作成する。

データベースオブジェクトの作成

Oracleでは、以下のようにオブジェクトを構成していく。
ユーザー = スキーマ > スキーマオブジェクト
ユーザーが1つのスキーマを持ち、スキーマの中にスキーマオブジェクトを登録する。
別のユーザーのスキーマオブジェクトへは、権限をつけないとアクセスできない。

ユーザー

データベース作成時、任意のユーザーを登録する。ユーザーは自身と同じ名前のスキーマを1つ持つ。

データベース作成時に以下のユーザーがデフォルトで登録される。

SYSデータベースの起動/停止を含むすべての処理を実行できる
SYSTEMデータベース起動中のほとんどの処理を一行できる
SYSDG/SYSKM/SYSRAC

スキーマ

ユーザーが所有するオブジェクトを格納する箱。

ユーザーは自身のスキーマのすべての権限をもつ。別ユーザーのスキーマを操作するには権限の付与が必要。

スキーマオブジェクト

テーブル
インデックス
ビュー
シーケンス
ストアドプログラムストアドプロシージャ
ストアドファンクション
パッケージ
トリガー

権限

データベースで様々な処理を行うための権利。

システム権限データベース内で特定の操作をするための権限
ex)CREATE TABLE権限、CREATE VIEW権限
オブジェクト権限特定のオブジェクトへのアクセスを制御
ex)SELECT権限、UPDATE権限

ロール

権限や他のロールの集合

参考情報

データディクショナリ

データベース自身の構造、およびそのユーザーについての参照情報を含む読み取り専用の表とビューの集合。ユーザーやオブジェクトを作成すると自動的に情報が登録される。

USER_TABLESユーザーが所有する表の情報
ALL_TABLESユーザーがアクセスできる表の情報
DBA_TABLESデータベース内のすべての表の情報(管理者用)
DBA_USERSデータベース内のすべてのユーザーの情報(管理者用)

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