
毎年花粉症に悩まされている。大体3月から7月までは常に目や鼻がむずむずしている。
最近は10月ごろも若干反応するようになってきた。
いままでなんとなく薬を飲んでいたが、あまり効いている気がしない。医者にいってもろくな診察はされず、目薬や飲み薬を出されて終わるだけだ。
今回、一度自分で調べてみることにした。
そもそも花粉症とは
花粉による免疫の過剰反応のこと。
本来無害なはずの花粉に触れると、免疫が過剰反応し(この作用をアレルギーという)、目や鼻に症状がでること。
目に症状がでる場合、「アレルギー性結膜炎」という。
鼻に症状がでる場合、「アレルギー性鼻炎」という。
アレルギー性結膜炎
起こる仕組み
1.目に花粉が付着すると
2.脂肪細胞がヒスタミンを放出
3.各細胞がヒスタミンを受け取り、症状を出す(涙を流すために作用する)
対策
【1の対策】花粉の付着を抑止
そもそもの花粉付着をなるべく抑制する。
例えば眼鏡に花粉が入らないようにカバーがついている眼鏡とか。
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【2の対策】脂肪細胞からのヒスタミンを放出を抑制する
トラニスタ/トラメラス/クロモグリク酸ナトリウムといった成分が含まれる目薬を使用する。
(即効性はないので、花粉が飛び始める前から使用しはじめる)
例えば、ロートのアルガードシリーズとか。
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【3の対策】ヒスタミンを受け取れないようにする
H1ブロッカー(レボカバスチン、ケトチフェン、サジデンといった成分が含まれる)と呼ばれる抗ヒスタミン薬の目薬を使用する。
たとえば以下のような商品とか。
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アレルギー性鼻炎
起こる仕組み
- 鼻の粘膜に花粉が付着すると
- 脂肪細胞がヒスタミン、ロイコトリエン、PGD2などの化学物質を放出
- 各細胞が化学物質を受け取り、症状を出す(鼻水やくしゃみ)
対策
【1の対策】鼻に花粉をいれない
マスク。
外出しない。
【2の対策】アレルギー反応に関与する化学物質の放出を抑制する
ヒスタミン放出を抑制する
クロモグリク酸ナトリウムを含む点鼻薬や有効。
例えばロート アルガード ST鼻炎スプレーとか。
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ロイコトリエン放出を抑制する
市販薬はなし。医療用医薬品の「プランルカスト」が該当する。
【3の対策】アレルギーに関する化学物質の受容をブロックする
抗ヒスタミン薬
ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合するのを阻害する。
第一世代抗ヒスタミン薬
ヒスタミンの受容を阻害する作用が強いが、眠気などの副作用が現れる
第二世代抗ヒスタミン薬
ヒスタミンの受容を阻害する作用は第一世代に比べて弱いが、眠気などの副作用が少ない
例えば商品のような商品とか。
アレグラFX 有効成分:フェキソフェナジン塩酸塩
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アレジオン20 有効成分:エピナスチン塩酸塩
クラリチンEX 有効成分:ロラタジン
コンタック鼻炎Z 有効成分:セチリジン塩酸塩
ベポタブ 有効成分:ベポタスチンベシル酸塩
ジンマート錠 有効成分:メキタジン
アレジンAZ錠 有効成分:アゼラスチン塩酸塩
IPD受容体拮抗薬
市販薬はなし。医療用医薬品の「アイピーディ」が該当する。
まとめ
調べてみると、概ね以下のように分かれることがわかった。
- 花粉に触れない。
- 花粉に反応して化学物質を放出されないようにする。
- 花粉に反応して放出された化学物質に反応しないようにする。
お医者さんもこの概念話した後に、「ここに対するアプローチをする薬です」って言ってくれればいいのに。。。。
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